打川自動車 創業100周年

ご挨拶

 打川自動車株式会社は、2024(令和6)年6月1日に創業100周年を迎えました。
この記念すべき100年という節目の年を迎えることができましたのも、これまでさまざまな形でご愛顧いただき支えてきてくださった多くのお客様方、製品や技術のご提供・ご指導を賜りました各メーカーの皆様、そして当社を愛しみ育てて頂いて参りましたこの地域やご関係の皆様方のおかげであり、厚く御礼申し上げます。
 当社は、1924(大正13)年6月1日に乗合自動車運送業と自家用の自動車整備工場を秋田県平鹿郡角間川町(現大仙市)に創業しました。創業者である祖父 打川梅治<1881(明治14)― 1945(昭和20)>は一等機関士として外国航路の大型船に乗るうちに諸外国の港町で先進の欧米文化にふれ、機械や写真が大好きでたいそうハイカラな人だったようです。
 梅治が起こした自動車業の暖簾は1993(昭和8)年に横手町(現横手市)四日町下丁に移転、1935(昭和10)年に末広町(現駅前町)に移転、1954(昭和29)年に前郷二番町へ移転、1974(昭和49)年には現在地の横手市駅前町へと承継されています。1954(昭和29)年には株式会社として法人化されており、本年は会社設立70周年の年にもあたります。
 創業100周年の記念すべき年は、『これまでそしてこれから』“地域に愛され必要とされる会社であり続けるために”をテーマに掲げ、これまでを振り返り、お客様やお取引先様、株主や社員各位へこれまでの感謝をお伝えするとともに、社内環境を見直し再構築してCSやESの一層の向上を図り、これからに向けての“企業力” を充実させる、これからの経営目標や事業展開を発信して一層のご理解とご支持を賜り、地域社会やお客様との絆をより強固なものにする為の記念事業を実施していきます。

 これまで、私たちは常に新しい価値の創造、己の技術の進歩に取り組んでまいりました。そして、これからも新しい価値を創造し続け、社会に貢献して参りたいと考えております。先人たちが築いてきた数々の伝統を胸に刻みながら、既存の枠組みや常識にとらわれず、最善の技術とサービス、当社の提供する付加価値をみなさまにご提供していくことで、次の成長を目指します。
 これまで当社は業種柄、化石燃料を消費する多くの機械を仕事の対象として参りました。昨今の集中豪雨や局地的な豪雪、異常な高温や暖冬小雪水不足などの気候変動の発生を考えると、温室効果ガスの抑制、脱炭素への取組が急務であることに行き当たります。持続可能な社会の実現に貢献して必要とされ残される企業を目指すため、昨年7月に秋田県SDGsパートナーに登録いたしました。今後は脱炭素に貢献する事業にも取り組んで参ります。
 本日ここに、記念の式典と感謝の集いを開催いたしましたところ、たくさんのご来賓の皆様からご出席を賜りお祝いを頂き誠にありがとうございます。衷心より御礼を申し上げます。創業以来、幾多の困難に見舞われながらも、地域の皆様からご愛顧を賜り、お陰様で自動車業の暖簾を維持継続して参ることができました。これまで育てて頂きましたお客様、お取引様、ご指導やご援助を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。
 創業100周年を当社の「第二の創業」としてとらえ、次代を担う人材の育成・活気ある会社づくり・地域の貢献できる会社づくりに役員、社員が全力を挙げて取組むとともに、打川自動車株式会社ならではの新たな企業価値と経営品質の創造を目指して参りますので、なお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、当社10周年のご挨拶といたします。